ボイストレーニング教材は、実際の教室よりスゴイと思う。

ボイストレーニング教室に行くと、いつも思うのが、 人は普段、いかに他人に関心を持てないでいるかということ。

「さあ話してみろ」となっても、お互い相手のことに関心が持てない。

日本語だと自分の話を一方的に話してしまいがちだが、英語だと自分のことを話すほど語学力がないので、会話を成り立たせるため相手のことに関心を持とうと努める。

同じ日本人同士ならまだ共通の話題など見つけやすく、

その人に関心がなくても、共通の話題に関心を持つことができる。

しかし相手が外国人だと共通の話題に乏しいので、その人に関心を持たざるをえない。

ボイストレーニングっていうのは、本当は外国語の勉強ではなく他人に関心を持つ訓練。

いかに関心を持てない相手に関心を持ち、相手と会話のキャッチボールをするか。

それを訓練する場所。

人は、言いたいことは一から十まで相手に言わないと気がすまないし、

それを聞いた相手が自分の期待するような行動をとらないとイライラするが、

自分は相手に関心はなく相手の話を聞くつもりもないし、

相手が自分に何を期待しているかにも興味がない。

矛盾した話である。

古代中国の孔子は「物事は型から入る」と言ったが、

会話もまず型があり、型を踏むことで相手のことに関心を持てるようにする。

なぜなら会話の型は、あいさつから始まり、

こちらは相手のことを聞き、相手はこちらのことを聞く

それの繰り返しだからだ。

ボイトレ自分からスピーチするわけにはいかず、相手が聞いてくれないと答えられない。

その都度その都度、相手に関心を持ち聞く事柄を考えないと会話は続かない。

嫌でも相手に関心を持たざるを得ない。

ボイトレは他人に関心を持つ訓練をするよい機会だ。
だから、ボイストレーニングの教材を自宅で活用すれば良い。